地産地消

 兵庫というのは、日本海と瀬戸内に面しており、つまり北と南では気候条件も自然環境も全く違うということになる。日本海側は気温が低めだし、瀬戸内側は気温が安定して暖かいほうだ。

 故に、兵庫で栽培される食物も、地域によって変わってくる。山陽側にあたる播磨ではキャベツや人参、トマトが栽培でき、山陰にあたる但馬では有名な但馬牛や轟だいこん。丹波では丹波黒という名前がついた枝豆が栽培される。淡路島では言わずと知れた玉ねぎが栽培される。兵庫県で出回っている玉ねぎの95%は淡路島産である。

 これらの地方からとれた食物は、一気に兵庫の各地のレストランや居酒屋に運ばれる。無論神戸なんて言うまでもない。レストランや居酒屋が多く点在する神戸が一番食物が密集する。

 兵庫のあちこちのレストラン、居酒屋、バーなどの飲食店は、兵庫で栽培したものを兵庫で消費する地産地消を推しているパターンが多い。折角兵庫に足を運んだのだから、兵庫の味を堪能してくれというコンセプトから成っている。

 レストランのメニューを開くと、殆どの野菜や肉が、兵庫県の地域の産地として書かれている。居酒屋でも、看板メニューが兵庫でとれた食物で作った料理であるパターンが多い。地産地消を掲げるレストランなど、珍しいことではないが、その地域に対する郷土愛を感じるものがある。

 神戸のレストランやホテルも、地域の食物が集まり、それを調理して提供する。観光地だからこそ、兵庫をアピールしている姿勢も伺える。

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